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よく使う両側を乾漆仕上げにした、傷を気にせずお使いいただける座卓。
座卓中央には、生命力の盛んなしるしとして尊ばれている竹に
雀蒔絵が施されています。
【納期について】
受注生産のため、ご注文後1~2ヶ月後のお届けとなります。
詳細なお届け日は、ご注文時のメールにてお知らせいたします。
↓画像をクリックすると、拡大してご覧いただけます。 【サイズ】幅:150 × 奥行き:90 × 高さ:33cm
◎模様
椀やコップ、お膳、お茶やお菓子などを置く場所には傷がつきにくく、目立ちにくい乾漆仕上げにし、気軽にお使いいただけるようにしました。
座卓中央には黒呂色の艶やかさを残し、竹に雀蒔絵を施しています。竹は、松竹梅にもあげられる日本の代表的な吉祥文様の一つ。竹は、常緑で成長も早いことから生命力の盛んなしるしとして尊ばれてきました。天に向かってまっすぐ伸びるその姿がいかにも生命力の強さを連想させます。笹とともに魔除けの意味もあるとされ神事にも多用されます。
雀はもっとも身近な鳥といわれ昔話にも登場します。竹林は雀のお宿なんですね。膨雀(ふくらすずめ)は、福来雀とも表される吉祥模様。ふっくらした雀の可愛い姿から子供の衣装や玩具にもよく用いられます。華やかな帯結びにもその名がありますね。
◎技法
乾漆とは、漆を乾かして粉にし、満遍なく蒔いて漆をかけ研ぎ出す技法。塗面は少しざらざらした感じに仕上がり、輪島塗の鏡面のような呂色仕上がりとは一味違った、落ち着いた漆の風合いを感じさせます。
◎足
座卓の足の付け方には2種類あります。
ひとつは、漆でしっかり固着して足が抜けないようにする。もうひとつは布を挟み、仮止めの状態にする。こうしておくことで、座卓の足を外してかさばらず収納できます。ご希望に合わせて、お選びいただいております。
◎天板
天板には「シナ材」の合板を使用しています。
「1枚板を使わないのですか?」と聞かれることがありますが、木は加工してもやはり生きています。1枚板を使用すると、乾燥や湿度の関係から反りや割れが起こることがあります。輪島塗の長い作業工程や末永いご使用期間を考え、反りや割れ、ひずみに強いよう工夫した合板を使用しています。
どうぞ末永くご愛用くださいませ。
制作者 : 川原 秀 >> |
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