輪島の沈金界の重鎮・日本芸術院会員 三谷吾一の作品。
【納期について】
受注生産のため、ご注文後1~2ヶ月後のお届けとなります。
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↓画像をクリックすると、拡大してご覧いただけます。 【サイズ】幅:151 奥行き:90× 高さ:33.5cm
◎技法
沈金とは、輪島ならではの加飾の技で、のみで漆の塗面を彫り込み、金銀の箔や粉を埋める技法です。これは、漆の塗厚が十分でなければ深彫りできず生かされません。漆の肌に刃先で彫り込んだ繊細な線画で、自在な加飾ができる沈金は、しっかりした下地にささえられた厚みのある上塗りの、輪島ならではの技法なのです。また、うろこの部分は線彫りとこすりの技法を組み合わせて彫り、金を入れ、鯉の薄く透けるようなうろこの雰囲気を表現しています。
◎模様
古来、大陸では鶴は千年生きるとされ、瑞鳥(ずいちょう)として尊ばれてきました。それは、仙人に由来し、日本では七福神の一人に数えられる福禄寿(ふくろくじゅ・福と禄:財と寿:長寿を授ける神)は、つねに鶴を従えています。日本でも、万年生きるといわれる亀と共に長寿の象徴として喜ばれています。 立ち姿・飛び交う姿ともに美しい、純白の羽毛を持つ鶴は、瑞祥の鳥として現在でも好んで用いられ続ける、吉祥模様です。飛翔沈金は、鶴の美しい飛び交う姿を表現した吉祥模様。鶴が海を舞うとみれば波が、空を舞うとみれば雲が、頭上を舞うとみれば風がみてとれる図は、ロマンをかきたてます。
制作者 : 三谷吾一 >> |
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