320年分の経験から成る技術が、大雅堂のチカラです ８人もの熟練職人のリレーで成り立つ輪島漆器。平均40年の経験から、大雅堂の漆器はつくられています。

1   荒型     原木を小割し、大まかな形にはつり乾燥する 2   荒挽き     仕上げよりひとまわり大きく削り、燻煙乾燥する 3   木地     ロクロを使い外挽き、内挽き、底挽きの順に薄く削る 4   木地固め     生漆を全体に染み込ませ木を固める 5   木地磨き     研磨紙で全体を磨き、次に塗る漆の密着性を強める 6   布着せ     割れやすい部分に布を貼り補強する 7   惣身付け     布と木地の境目に惣身漆をヘラで塗る 8   惣身磨き     惣身付けを荒砥石で滑らかにするために研ぐ 9   一辺地付     生漆、米糊、一辺地の粉を混ぜヘラで塗る 10   空研ぎ     全体を荒砥石で空研ぎする 11   二辺地付     生漆、米糊、二辺地の粉を混ぜヘラで塗る 12   二辺地研ぎ     全体を砥石で軽く磨く 13   三辺地付     生漆、米糊、三辺地の粉、錆漆を混ぜヘラで塗る 14   地研ぎ     砥石で全体を平滑に水研ぎし成形する 15   中塗     全体に中塗漆を刷毛で塗る 16   錆ざらい     中塗りの凸部を削り、凹部に錆漆を埋める 17   拵えもん     全体を青砥または炭で研ぎ平滑にする 18   小中塗     全体に中塗漆を刷毛で塗る 19   拭きあげ     全体を青砥または炭で研ぎ平滑にする綿布で拭い、手脂や塵を取り除く 20   上塗     全体を数回に分け、上質な上塗漆を刷毛で塗る 21   呂色     平滑に研磨し、漆を擦り込んでは磨くを繰り返す 22   蒔絵     漆で文様を描き金銀粉を蒔きつけ漆で固め磨く 23   沈金     細いノミで文様を彫り、漆を薄く塗り、金箔等を貼り余分の金箔を拭き取る

お正月らしい輪島塗として、屠蘇器・重箱のセットは、欠かせないもの。 屠蘇器には、お年始のお客様や家族で、おめでたいお屠蘇を頂くために必要なものが揃っています。

ふたを開けると、おめでたいいわれのおせち料理が並ぶ重箱。持ち運びに便利なだけでなく、漆には抗菌効果もあります。先人がのこしてくれた素晴らしい文化をお試し下さい。

目に見えない部分までも輪島塗であること。座卓の裏側も、幕板の裏側も、そして床にふれる足の底面も、すべて輪島塗。だから畳や絨毯にも、指にも食器にもやさしいのです。

輪島の飾り棚は、細い柱や裏板などの細かい部品の一つ一つを輪島塗に仕上げたのちに組み立てます。末永くご愛用いただくための工夫の一つです。

結婚祝いに、輪島塗の汁椀を。輪島塗は、修理やメンテナンスをしながら末永くお使いいただきたい漆器です。お二人の新しい歴史の中に、末永くご愛用頂ける輪島塗の椀を。

漆額に花器、飾箱から文箱、飾皿など、幅広く輪島漆器をお楽しみいただけます。

輪島漆器大雅堂　-ショールーム-

輪島塗専門店単独では日本最大級の輪島塗展示場「輪島漆器大雅堂」。展示スペースは120坪超。もちろん、展示商品も広さにまけないくらいの質と量が揃っています。輪島塗の逸品を、ぜひ輪島漆器大雅堂の常設展示場へご来場いただきご覧ください。